【就活】大手・大企業に入るメリットは?今の時代は大手じゃない?某大手メーカーに勤める私の経験から共有させてください。
こんにちは!ピーバタです!
本日もご回覧ありがとうございます!
最近は「メーカーに就職するメリット」「地方に就職(あるいは移住)するメリット」を紹介しました。
今回はさらに枠組みを広げて、大手・大企業に入るメリットやデメリットは何かを私の経験から共有したいと思います。
一昔前であれば「とにかく大手に入れ!一生安泰だ!」なんて言われてました。
果たして今の時代その言葉は正しいのか。
おそらく、この記事を読まれる方のほとんどは就活生だと思いますので、ぜひみなさんの今後の就活に役立てて頂けたら幸いです。
- メリット①:比較的安定している
- メリット②:福利厚生が充実
- メリット③:社会的信用力ある
- デメリット①:”年収が高い”はウソ
- デメリット②:やりがいや成長の実感がない
- あなたは何を優先する?(なぜ私は大企業に就職したのか?)
メリット①:比較的安定している
まずは私が感じたメリットからズラズラと述べせてください。
今の時代でも就活で大手企業を見る就活生は多いですね。
やはり多くの人は収入の“安定性“を目指しているわけです。
何を持って”安定”と呼ぶのか。
そして、その“安定性“が人によってはメリットにもデメリットにもなることも述べたいのですが、ひとまずここではメリットの部分だけ触れていきます。
コロナ禍の中で、大手・大企業の安定性は確かに鮮明になりました。
大企業にもなれば、扱う商品・サービスは複数に存在し、コロナによる景気後退でも活路を見出せる可能性もあります。
何よりも大企業としての財務基盤が強いので、財務面で体力のない中小企業に比べて、このような危機的状況でもある程度踏ん張ることができるのです。
実際に多くの企業で減給が続く中、私の会社ではほとんど普段通りの給料を頂けています。
会社としての安定性は通常の状態ではなく、コロナ禍のように景気が著しく後退した時に感じます。
メリット②:福利厚生が充実
業界にもよりますが、大企業は比較的福利厚生が充実しています。
最近では各種保険や財形貯蓄関連はそんなに変わりありませんが、住宅手当などの手当が無い会社はザラにあります。
また住宅手当があっても、どのくらい手当してくれるかも企業によって全く異なってきます。
多くの就活生はどちらかというと年収を見てしまいます。
しかし、年収をエサに就活生を釣っている企業は実は福利厚生が充実していないことがほとんどです。
よって、年収が良くても福利厚生による手当が充実していないがために、出費も多くなるでしょう。
持株制度も面白い福利厚生の1つです。
持株制度とは簡単に言うと、所属する会社の株式を従業員が保有する制度です。
今ではほとんどの上場企業が導入しており、従業員にとっても気軽に財形貯蓄やキャピタルゲインを狙えます。
一般の個人での株売買に比べ、小額から始めることができるため、かなりのメリットがあるのです。
私の月に7,000円を現在の勤め先の株購入にあてています。
持株制度については他にも従業員と企業双方に細かいメリットがたくさんあるのですが、ここでは割愛します。
メリット③:社会的信用力ある
名の知れた大企業に勤めると、それだけで社会的信用は絶大なるものになります。
一部上場企業に勤める社会人の割合は日本の人口の5%未満と言われています。
この数値は直接関係ありませんが、大企業に勤める社会人は社会的信用がそれだけ希少で高いのです。
では社会的信用があると何が良いのか。
これは個人で大きな投資をしたい時に大きな意味を持ちます。
例えば、あなたは会社とは別に収入が欲しい。だから何かに投資したい。
その中で不動産投資を始めるとします。
不動産投資は数千万〜と莫大な投資資金が必要です。
大抵の人はそんな金額を持っていません。
そこで投資のために銀行から融資してもらいます。
これで無事数千万円の物件を購入可能になり、不動産投資の一歩を踏み出せるわけですね。
しかし、銀行から融資してもらうことは誰でもできるわけではありません。
「この人に本当にお金を貸しても良いのか?」という審査が銀行の中で行われるのです。
そこで見られるのが、現在務めている会社です。
大きな会社であればあるほど信用力が高まります。
そして、あなたへの信用力はその会社の信用力に左右されます。
よって、大企業に勤める会社員は社会的信用力が高いのです。
最強と言っても良いかも知れません。
もちろん、現在どのくらい稼いでるのか、つまり年収もチェックされますが、それよりも会社の規模の方が重要です。
年収1,000万円の中小企業の社長よりも、大企業に勤める年収4,500万円の社員の方が社会的信用力は高いのです。
デメリット①:”年収が高い”はウソ
ここまで大企業に勤めるメリットを紹介してきましたが、ここからはデメリットについてご紹介します。
デメリットに関しては細かく紹介してしまうとキリがないので、大きく2つに分けてご紹介します。
まずは年収です。
大企業に勤める社員は絵に描いたようなエリートで年収も高い・・・なんてイメージが強くありませんでしょうか。
実際に大企業に勤める私や友人からしますと、誰しも高年収なんてことはありません。
メリットでもご紹介したように、大企業のある程度の安定性はありますが、生涯年収は2億円前後が良いところです。
そして、年収が1,000万近くなるのも年齢が4,50代になってきてからでしょう。
無事出世できたらのお話ですが。
そこまで辛抱強く待てるのであれば、大企業の年収はとても魅力的に感じるでしょう。
しかし、そこまでの道のりは過酷というより”虚しさ”を感じます。
それについては次のデメリットで紹介します。
また大企業になってしまうと、評価も一定である程度の年数がないと出世はできません。
これが日本の終身雇用や年功序列といった悪いところです。
どんなに実力があっても年数には負けてしまうのです。
20代30代で、大企業に勤めている私たちよりも稼いでいる人はたくさんいます。
それは中小企業に就職し、早くに出世した人だったり、個人で活動されている人だったり。
とにかく、大企業=高年収というイメージに騙されないでください。
デメリット②:やりがいや成長の実感がない
大企業での末端の仕事は「これ何の意味があるんだ?」「効率悪くない?」と思うことばかりです。
「こんなことするためにこの会社に入ったんじゃない・・・」と思う人も全然いるでしょう。
そんな仕事が数年続き、やっと出生しても仕事の本質は変わらなかったり・・・
”自身の労働が会社のためになっている”という実感は全く感じられません。
これは仕事をする上でのモチベーションダウンだけではなく、全く成長している実感がないってことです。
大企業はエリート揃い、というイメージが強いですが、こんな仕事ばかりしてエリートになれるわけがありません。
中小企業で早くから会社の根幹に関わっている人の方がずっと成長は早いです。
また大企業がよく陥る、大企業病というものがあります。
組織は大きくなるほど動きが鈍くなること、そして末端の意見を蔑ろにしていまうことです。
どんなに意見を言っても受け入れてもらえることは少ないでしょう。
まず、自由に意見を言って良い空気でもありません。
生意気、と見なされてしまいます。
全章で、大企業で高年収を得る道のりには”虚しさ”を感じる。と記述しましたが、このような仕事と環境を数十年続けるという意味です。
実際に私の勤める大企業の部長や課長クラスの顔を見ても、誰一人生き生きと仕事はしていません。
皆死んだような顔で業務にあたっています。
(仕事はそんなもの、と言ってしまえばそれまでですが。)
そんな姿にみなさんは我慢してまでなりたいでしょうか。
あなたは何を優先する?(なぜ私は大企業に就職したのか?)
今回は主に就活生に向けて、大企業に勤めるメリットとデメリットを紹介しました。
最近は終身雇用や年功序列といった日本的経営に疑問を感じ、国や企業が率先して変革をおこそうとしていますが、そんなにすぐに変わる物ではありません。
こんな問題を知りながら、なぜ私がなぜ大企業を選んだのかを少しご紹介します。
まず私は将来的に個人で稼ぐことが目標なので、会社は辞めることを前提で入っています。
ただ”老後のため”だけを目的にお金を稼ぐのは私にできることではありませんし、高年収になるまでにそんなに待つことはできません。
ただ私には個人で稼げるだけの知識、経験がありません。
それを学ぶある程度の時間が必要だったのです。
だから私はある程度安定していて、そこまで忙しくもなく、年収ではなく福利厚生が充実している大企業を選んだのです。
全ては会社を辞めることを前提とした自身の目標のためです。
ここでみなさんにお聞きします。
あなたの人生の目標はなんでしょうか?
あなたの人生にとって何を優先しますか?
それによって、あなたが大企業を選ぶべきかどうかが見えてくるのではないでしょうか。
最後までご回覧ありがとうございました。